Magic of Pokemon/p91

From Poké Sources
Magic of Pokemon p91.jpg
 
Warning: the text below has not yet been proofread!
The text below has not yet been translated.
Page 91, scan, edit, history
一月士八日

●「ボケモン騒動」からーカ月強い放送再開の声
テレビ東京系の人気アニメ番組「ポケットモンスタ—」を見ていた子供たちが、けいれんや意識障害を起こして病院に運ばれた〃ポケモン・ショツク〃から十六日でーカ月が経過した。テレビ東京に寄せられた事件関連の投書のうち、放送継続を訴える手紙は七割を超え、CMスポンサーも事件前の七社のうち六社がそのまま代替番組に付いたままで、放送再開が大前提となっているのが現状だ。しかし、テレビ各社で構成する日本民間放送連盟(民放連)や行政による検討はようやく軌道に乗ったばかりだ。
【テレビ東京板挟み】
視聴者とスポンサーの双方から放映再開を迫られているテレビ東京では、一木豊社長が新年あいさつで「一日も早く放送再開にこぎつけるのも重要な使命」とぶちあげるなど、再開のための基準づくりに懸命だ。事件三日後の十二月十九日には局内調査チームが、イギリスの独立テレビ委員会(ITC)のガイダンスノートを参考に暫定的ガイドラインを策定し、ア二メ制作会社二十社に通知。子供向けアニメ番組の放映前には、テレビから離れて視聴するよう字幕の放映も始めた。今月には、英・米両国に調査チームを派遣するとともに、東京女子医大小児科の「テレビゲーム誘発けいれん」研究班と共同で、関東地区の八十五病院を対象に、症状や番組を見ていた状況などに関するアンケートを開始、二十日には集計作業を行うという。
【検討結果は三月末】
民放連、NHKもそれぞれ有識者などによる調査チームを編成。今月中旬から英国へ実態調査に派遣し、三月末に「独自の映像技術的な基準を定める」(NHK広報)としている。厚生省は医療専門家約十人に
よる「臨床研究班」が、症例や原因究明など医学的なアプローチから検討。郵政省は「放送と視聴覚機能に関する研究会」を設置、英国に調査団を派遣した。
いずれも一定の検討結果が出そろうのは三月末で、「多角的な調査が必要であり、検討が本格化するのは今月下旬以降」(厚生省筋)としている。このため、テレビ東京では「正式な基準を自社内で作ることで、民放連の動きも早めたい」(同社広報)としている。〈産経新聞•朝刊〉

---

ン」として一日も早く全力を挙げて放送したいと思います」と語っております。
民放連の調査結果と何らかのガイド基準ができるまでいましばらくお待ち下さい。

※本ファイルのデータは「毎日新聞」「読売新聞」「朝日新聞」「産経新聞」「北海道新聞」「河北新報」「北國・富山新聞」「静岡新聞」「中日新聞」「高知新聞」「愛媛新聞」「西日本新聞」「南日本新聞」に掲載された「ポケモン」にまつわる全四百九十四の記事、およびNHKのニュース原稿のなかから、編集部が選択、抜粋し、報道日順に並べたものです。



本欄のコメントは大月隆寛が担当しました。

91  PART-1▶「ポケモン事件」とメディア

← Page 90 – Page 92 →

Note: to add furigana, use {{Ruby-ja}}.