Magic of Pokemon/p190

From Poké Sources
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も行なっている。しかし、調査結果の一般公表は考えていないという。
なお、テレビ東京は、九七年十二月十七日午後に、ポケモン事件に関して郵政省の聴取を受けている。


社団法人民間放送連盟放送基準審議会
「アニメーション番組の映像表現に関する特別部会」(アニメ映像特別部会)
「アニメーション番組の映像表現に関する顧問会議」(アニメ映像顧問会議)


●審査内容
ポケモン事件の調査、研究および必要な対応策の検討。
「アニメーション番組の映像表現に関する特別部会」がガイドラインなどの検討を進め、民放連の放送基準審議会に答申することになっている。
「アニメーション番組の映像表現に関する顧問会議」はその補助と助言を行なう。

●構成メンバー
・「アニメーション番組の映像表現に関する特別部会」
岡田晋吉・放送倫理小委員長(中京テレビ放送副社長)を部会長とする、‘キー局の考査•技術責任者十一人。

・「アニメーション番組の映像表現に関する顧問会議」
石川哲・北里大学医学部長を議長とする精神科医、児童心理学者、映像技術の専門家ら五人。

●スケジュール
「アニメ映像特別部会」は九七年十二月二十六日に第一回の会合が開催され、九八年一月三十一日に第二回の会合が開催された。アニメ映像顧問会議の助言を得ながら、民放連としてのガイドラインなどの具体策を三月中旬をめどに進める予定になっている。「顧問会議」は、今後、二回ほど開催される予定。

●動向
テレビ東京の局内調査チームやNHK、厚生省や郵政省との調査チームとも連携して資料の収集、調査検討を進めている。
なお、民放連の放送基準審議会は、九七年十二月二十四日に、放送基準審議会「申し合わせ」として、「アニメーション等における視覚的な表現手法として、閃光や、急速に点滅したりする光の画像、また、極端に短い画像などを多用した番組の放送にあたっては、当面、特に慎重に取り扱う」とのコメントを民放連会員各社、アニメ制作関連会社などに出している。


日本てんかん学会


これは今回の事件を直接のきっかけとしてできたものではないが、内容としては類似のものであるので、ここで掲げておく。「日本てんかん学会」は九七年の春に「テレビゲーム誘発発作委員会」を設置し、発作の起きる仕組みや発作の引き金となる事象について調査を始めており、三年をめどに調査結果をまとめたいとしている。
なお、テレビゲームによる光過敏性てんかんは、ー九八七年日本てんかん学会で初めて報告されたものである。

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