Game Freak/p284

From Poké Sources
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■あとがき

本書は、ー九九六年の末に突然執筆を思い立ったのですが、本当はそれ以前から基本構想だけはできていました。じっを言うと、わたしは一九九一年七月の時点でゲー厶フリークに契約社員として入社し、のちに正社員となってからは出版部門の責任者として、およそ三年間、ゲー厶雑誌記事の制作や書籍編集などの業務を担当しておりました。
ゲー厶フリークという集団には、その黎明期から優れた才能ばかりが集まっていました。コンピュータゲー厶というものにそれほどの思い入れや知識のなかったわたしですが、縁あってその仲間に入ることができたのに誇りを感じるとともに、彼らと過ごす日々は非常に充実感に満ちたものでした。だからこそ、いつの日かその歴史を本にしたいと考えていたのです。
その後、この本の企画のことはすっかり忘れ去り、個人的な事情によりわたしはゲー厶フリークから独立することになりました。ちょうどそれは『ポケットモンスタ—』の制作もようやく終盤に入りかけた頃で、企画のサポートとしてわずかながらも制作に関わっていたわたしは、その完成を待たずにゲー厶フリークを離れてしまうことで、仲間たちに対して、非常に申し訳ない気持ちになったものでした。この負い目は、独立後も常にわたしの心のなかにくすぶり続けていました。おそらく、そうした気持ちが引き金となったのでしょう。一九九六年の末に、突如としてかっての企画がよみがえってきたのです。タイミングとしても絶好でした。なにしろ『ポケットモンスター』が

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