Pokemon Story/p14
Warning: the text below has not yet been proofread!
The text below has not yet been translated.
Page 14, scan,
14 1 ゲームクリエー夕ー 最初の出会い 1990年秋、中央線神田駅近くにある任天堂東京事務所を、長身瘦軀の1人の青年が1本のゲームの企画書を携えて訪れました。通された会議室で、担当者を相手に、青年は自ら思いついた新しいゲームのプレゼンテーションをしました。前年の89年春に発売された任天堂の携帯用ゲーム機ゲームボーイ用のゲームソフトの企画でした。ゲームのタイトルは『カプセルモンスター(仮)』。ゲームのプレーヤー同士が、ゲームボーイに搭載されている通信機能を使って、自分のゲームボーイの中にいるモンスターをカプセルに入れ、他のプレーヤーのモンスタ—と交換するというゲームでした。 モンスタ—を「交換する」というアイデアは、ゲームボーイの通信機能の新しい利用法です。そして同時に、このアイデアは、それまでのゲームの成り立ちそのものをひっくり返してしまう可能性を秘めていました。 青年にとって幸運だったのは、プレゼンテーションを聞いた担当者の中に、彼のア
- Note: to add furigana, use {{Ruby-ja}}.