Pokemon Story/p64

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そのファミコンを、任天堂は1万5000円で売り出しました。当時、他社の家庭用ゲーム機の価格は3万円から5万円の間でしたから、半値以下ということになります。ゲーム機としての性能の高さにもかかわらず、この値段です。他社にとっては驚異的かつ脅威的な値段でした。しかもそこに、大ヒットした『ドンキーコング』や宮本茂の新作『マリオブラザーズ』、さらに『ゼビウス』や『テトリス』という強力なソフトをぶつけてきました。買うなという方が無理というほどの商品だったのです。ファミコンの開発は、性能と価格という相反する二つの条件をどう折り合わせるかの闘いでした。性能は他社製品より優れているだけでなく、山内の言葉を借りれば、「真似をするのに一年間はかかるほど他社製品を引き離して」いなければなりませんでした。価格は、はじめは9800円にするよう、山内は言っていました。その値段では、どう考えても両方の条件を満たすゲーム機の開発は実現不可能です。しかし山内は、この二つの条件を満たせば、任天堂のファミコンが日本中の家庭に浸透するのだと言って、技術陣を励ましました。
どこまで確信があって進められたものか、わかりません。しかし、技術者たちは部品を一点ずつ吟味しながら工夫を重ねました。でき上がったファミコンに、山内は合格点を与えました。性能的には十分でしたし、価格も、一万円を切ることは出来ませんでしたが、それでも他社の半額以下に抑えることはできたのです。家庭用ゲーム機

[[IMAGE CAPTION 1|
『マリオブラザーズ』
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[[IMAGE CAPTION 2|
©Nintendo
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