Pokemon Story/p47

From Poké Sources
Pokemon Story p47.jpg
 
Warning: the text below has not yet been proofread!
The text below has not yet been translated.
Page 47, scan, edit, history
第1章  誕生

ました。家庭の居間からプロの博奕打ちの鉄火場まで、花札といえば任天堂、任天堂といえば大統領印の花札と言われるようになるまでにそれほどの時間はかかりませんでした。さらに、明治末期の40年(1907年)には、西洋式のカード「トランプ」の製造販売にも手を広げています。トランプの本格的普及を見込んでのことでした。そんな任天堂にとって、大きな転機となったのは、同じ明治末期に実現した日本専売公社との提携でした。この提携で、房治郎は全国津々浦々まで浸透した流通経路と小売店網を手に入れました。任天堂の花札やトランプが、日本全国のタバコ屋で売られるようになったのです。
流通をおさえるというのは、きわめて近代的な経営手法です。房治郎は別に強力な営業部隊も育てていましたが、当時の日本最大の流通網に乗つたメリットは計り知れません。流通網と営業力を両輪として、任天堂は明治から大正期を通じて成長を続け、時代が昭和を迎える頃には日本最大のカードメーカーになっていました。

エンタテインメント企業へ

しかし、任天堂が桁違いの飛躍的な成長を遂げるのは戦後です。昭和24年(1949年)、創業者房治郎のひ孫の山内溥が任天堂三代目社長に就任しました。溥は当時

[[BOTTOM TEXT|
「始末」という言葉
任天堂がある京都という歴史を持つ町は、東京の人間には解りづらい常識が幾つかあります。そのもっとも顕著なものが「始末の論理」かもしれません。
「始末する」には「よけいな仕事を作らない」という意味合いがあり、最大級の美徳です。ある意味「新しい仕事を開拓する」ということよりも評価が高いように思えます。ゆえに「始末の良い女房」という表現はこれ以上ない女房への褒め言葉?このあたりの細かいニュアンスは京都人しか解らないかも。
]]

47

← Page 46 – Page 48 →

Note: to add furigana, use {{Ruby-ja}}.