Pokemon Story/p298

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に限らず、知的所有権の運用に、早くから取り組んでいたことがわかります。いまでは大手出版社のほとんどすべてがキャラクタービジネスに手を染め、ライセンスの管理運用のための子会社や社内部署を設置していますが、ポケモンのアニメ化当時は、自社内に眠るキャラクター資産の価値に気づいて積極的に活用している出版社は皆無でした。各社は必要に応じて、外部の代理店などに窓口業務を依頼していたのです。あるいは、キャラクターにかかわる版権の管理運用は、たとえば広告代理店などが行う業務であって、出版社が行うべき業務ではないという、先入観ないしは偏見があったのかもしれません。
それがポケモンの成功によって、出版社でも、いや出版社こそ、キャラクタービジネスの中心的存在になり得るのだということに、各社が気づいたのです。小学館と小プロという出版社グループが、あるゲームソフトに関するライセンスを獲得し、成功させたという事実が、そもそもの仕組みを発案した久保や、ライセンスを与えた任天堂ほかの原作者や、それを受けた小プロおよび小学館が思いもよらない形で、日本の出版界を刺激し、キャラクタ—ビジネスに目覚めさせたと言っていいでしょう。

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ませんでした。広告代理店もJR東日本企画に決定する前、番組を背負うという条件つきで、大手代理店に提案したことがありましたが、成立しませんでした。
番組運営のためには、6500万円/月が最低限必要なのはわかっていたので、ぼくら(小学館+小プロ+J企)は、アニメスポンサー候補会社にポケモンのライセンスの権利の代償にスポンサードを求めるしか方法がありませんでした。ライセンスの重要性を意識し始めたのはここからになります。
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