Pokemon Story/p156

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の記憶では、「毎日100件くらい」の要望や批評や意見や不平不満が押し寄せてきたのです。田尻はそのすべてが矢のように突き刺さってくるように感じました。そしてそれらの意見をすべてゲームに取り入れていったのです。「ここがおかしいとか、あそこが変だという話は、いろいろ理屈をつけて放り出せば、それで終わりにできるんですよ。でも、そうしないで、全部受け入れようと思ったんです。全部を解決できるまで、逃げ出さないでシナリオを書き換えてみようと思ったんです。ポケモンは、そうしなければいけないと思ったんです」田尻がそう考えたのは、自分のこだわりと同じように、他人のポケモンに対するこだわりもすべて大切にしようとしたからかもしれません。
「そのすべてに対応するために、倒れるまでシナリオを書き直し続けて、倒れたら目が覚めるまで寝て、起きたらまた倒れるまで仕事を続けるっていうことを、半年くらい続けましたね。自分の限界を超えたっていうか、超えられたなら限界じやないということなんだけど、ぼくにできる限りのことはぎりぎりまでしたっていうかね。1日が24時間なのかどうかもわからないっていう生活でしたよ。でも、それでポケモンに命が吹き込めたっていうかね。思いの丈をこめることができたんだと思いますね」かくして『ポケットモンスタ—』は完成しました。1995年の暮れでした。

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