Pokemon Story/p149

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第1章  誕生

のタイミングがとても難しいのです。10万本は当たり前、ちよつとヒットすれば30万本や50万本は軽くクリア、メガヒットだって夢じやないというゲームソフトの世界ですから、必要な供給を受けられなければ、大きなビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。もちろん在庫の山になるかもしれないというリスクもありますが、しかしここでファミコン開発時に山内社長がリコーに出した、CPU300万個の発注保証を思い出してください。大金を投じてゲーム機を作ったりそのソフトを開発するということは、そもそも相当な楽天家でなければ始められない商売に違いありません。そこに自信と思い入れをたっぷり溜め込んだ田尻と石原が加わっているのですから、相当量のSRAMの確保を目指していたと思われます。しかしそうした発注側の思惑とは対照的に、受注側からは、ポケモンがすでに発売後6年経ったゲームボーイ用ソフトだったため、世代交代目前のゲーム機用のソフトがそんなに売れるわけがないと疑われていたことも、なかなか量を確保できなかった大きな理由の一つでした。
それでもゲームは、捕まえたポケモンを全部格納できた方が絶対に面白いという評——おくゆ価が変わらず、宮本が「別のゲームになったね」と石原に言ったほど奥行きが出てきました。それならば、必要なだけのSRAMは任天堂の力で何とかしようということになって、最終的に32キロバイトのSRAMを使うことが決まりました。

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