Pokemon Story/p143

From Poké Sources
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第1章  誕生

とても人間臭い製品です。開発から完成まで、これほど人間の手がかけられるデジタル製品は、他にないでしょう。どれほど高度な技術がゲーム機に使われるようになっても、そのゲームソフトのデバッグと評価は、今のところ人間の感性に頼るしかないのです。
ポケモンの場合も、任天堂に届けられたその日から、100人以上の集団が一斉にプレイし、デバッグ作業に入りました。すると、作業に入った直後から、バグの報告が嵐のようにゲームフリークのスタッフを襲いました。「もうバグが多くて。バグを直すのに何カ月もかかったんですよ」杉森は、いまは笑ってそう話していますが、ゲームフリークのスタッフは、デバッグが始まってから、本格的な不眠不休の体制に入ったのです。「たとえば、通信である技を使うと、相手が止まってしまうとかというバグが出ると、止まりました! ってデバッグしている人が言ってくる。それを直すっていってもねえ、技が全部で150くらいありますしね。それに道具もありますから、そのひとつひとつの組み合わせを試して、止まらないようにしないといけないんですけど…… 何通りになるでしょう……。全部やったほうがいいに決まってるんですが、やれない部分もありましたね。幸い、そういうバグはその後聞いていませんけど」そう回想するのは増田です。杉森もバグの話なら限りなくあると言います。

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