Pokemon Story/p136

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事にしているカードやビー玉やベーゴマを、前から欲しかった誰かのものと交換してもらうのは、やるせなさと嬉しさの入り混じった、興奮する行為でした。自分のパッチンやメンコを根こそぎひっくり返して奪っていつためちゃめちゃ強い1枚のメンコを弱いメンコ百枚と交換して手に入れたときのほっとした記憶もあるかもしれません。しかし、です。どれほどメンコやビー玉に夢中になったとしても、1日中遊んでいたわけではありません。ほらほらこぼさないで、と言われながら朝ご飯を食べたり、子ども会ごとに並んで学校にいったり、友達とサイクリングに出かけたり、部屋の片付けをしたり、お盆には家族でお墓参りに出かけたりという、生活全体の中でのメンコ遊びやビー玉遊びだったのです。メンコやビー玉の遊びを取り巻く環境がなかったら、メンコもビー玉も、あんなに面白い遊びではなかったかもしれません。そして、ポケモンのゲームには、その部分が実に丁寧に描かれているのです。遊んでいる子どもを取り巻いている環境。田尻が言っている「少年時代を全部ゲームの中に表現した」というのは、そういう意味なのです。
その設定に、田尻の世代も、石原の世代も、本書の著者の世代も、少年時代の1日1日のシーンが、走馬灯のようにスクロールしてゆく思いにとらわれるのです。プレーヤーの大半を占める小学生の子どもたちにとっては、まったく新しい世界を駆け回って遊んでいるも同然なのですが、そこは実は、彼らの親の世代が子どもだった頃の

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RPGゲー厶の常識
ゲー厶は不特定多数に販売されるエンターティメントですから、いろんな人がゲー厶(RPG)を買ってプレーヤーとなります。プレーヤーの能力の幅は相当広いのです。RPGに慣れた小学生だと初めてプレイするゲー厶でも「ゲー厶の取扱説明書 (以下取説)」を読むことはまれです。いきなり電源を入れゲー厶をスター卜させ、さくさくと進めたがるのです。つきあたって先に進めず悩むことはありますが、だいたいは大きな問題にはなりません。それはRPGのを常識を体で覚えているからです。ほとんどのRPGは、主人公を画面の中で動かす場合、十字キーを右へ押すと主人公が右を向いて動き、上に押せばそれ
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