Game Freak/p246

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結ぼうというわけだ。
もちろん、それは簡単なことではない。本業とゲー厶フリークでのプログラミング作業とを掛け持ちしていた彼と、同等かそれ以上の苦労を田尻が背負わなければならないのだから。メイン・プログラマーは田尻からの急な申し出に迷いながらも、夜通しの説得に応じ、結局は勤めていた会社を退職した。ゲー厶フリーク専属のプログラマーとなる決意をしてくれたのだ。その日からは、ゲー厶フリークに籠りきりになったプログラマーと、そばについた田尻とのマンツーマンで、『クインティ』の制作作業はエンジンをフル回転させはじめた。
「そのときはあまり意識しなかったのですが、僕にとってはじめて、他人に対して社会的な責任を負うケース、つまりゲー厶フリークが会社の雛形にステップアップした瞬間だったんですね」と、田尻は著書『新ゲー厶デザイン』のなかで回想する。会社を作るためにゲー厶を作っているのではない。お金を儲けるためにゲー厶を作っているのではない。しかし、ゲー厶を作ることで、あるいはそれが売れることで、大きなお金が流れ出していき、また流れ込んでくる。そこには様々な責任と、それを管理するためのシステムが必要になる。田尻はそうしたことを無意識のうちに感じ取りながらも、そのときはただ、ゲー厶を完成させることだけを考えていた。
もう、あとには引くことができない。ひたすら完成まで走る続けるしかなかったのだ。

第2部  ゲームフリーク  246

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